『cell』制作覚書:『NewType』

今これを書いているのは11月27日。
あと三日もすればアルバム『cell』のリリース。
レコーディングからここまでの日々を思い返してみる。
長かったか?
む。長かった感触はある。

2020年の春から已む無く家に閉じ籠もって
じっと周りに目を凝らしながら
ずっと曲を作ってレコーディングをしていた。
とりあえず僕らには音楽があった。
Small Circle of Friendsの音楽だ。
没頭するものがそこにあった。
ありがたい。

音楽を作っている時は楽しい。
世界中が今までになく困惑している現実においては
言葉はほっといても向こうからやってくる。
次々と曲が出来ていく。
ただ2019年までに「次のアルバム用に」と作っていた曲は
肌感、質感が合わなくなってそれは一旦押し入れに仕舞った。

徐々にアルバムが出来上がる。
タイトルを『cell』に決める。
曲順を決める。
聴く。
うん、これは紛れもなく『今』のアルバムだ。
「音と言葉」に一貫した流れがある。
しかし…
それでも何かが足りない。
その足りないものはなんだ?

ふたりで話し合う。
「あの曲を入れよう。まだ『今』以前にライヴで歌っていた曲を。」
その曲が『NewType』。
おそらく2019年初頭にプロトタイプが出来ていた。
歌詞も完全ではなくてライヴで歌いながら
ちょこちょこと変更していく。

『NewType』MVのライヴ映像は
2019年6月2日日曜日。
福岡県大牟田市『nei』でのライヴの様子です。
アズマがiPhoneに書いている歌詞を見ながら歌っていますね。

アルバムに入れるまでタイトルは決まっていなくて
通称『新曲』とよんでいた。
でもその『新曲』が『ニュータイプ』を導き出す。
なんだか「未来」を感じることが出来るタイトルになったな。
曲順も一番最後に。
『cell』の時間が終わって『次』に繋がる予感を持たせて。

https://linkco.re/NcRr3B2n

ただ歌のレコーディングは難しかった。
僕に関しては「どのくらいのテンション」で声を出せばいいのか
わからなくてなんどもやり直しをした。
サツキさんも曲がミックスダウンまで済ませ完成したところから
また歌い直しをしている。

なんというか『cell』のアルバムの最後に
アンコールのように存在する曲で
どんな顔をしてていいのか。
迷いました。

https://scof75.thebase.in/items/55996409

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