ボーカルの録音はさささっと
あまり追い込まずに
長くても一度に20分くらいまでで終わらせる。
そのくらいで集中力切れるし
声の調子も時間とともに変わってくるし。
で
そのあとボーカルのミックス・
トリートメントをしていくのだが
その作業が結構好き。
というか年々、日に日に好きになる。
やりはじめるとほんとずーっとやっている。
テイク選びからノイズ取りからエフェクト掛けまで
あれやこれやと飽きることなく
ほっとくと延々やってしまう。
そして昔はあまり気にしなかった
歯擦音
つまりサ行に対して敏感なってしまって
EQやディエッサーで試行錯誤したのち
結局”その部分”の波形そのものをいじる方法を
チマチマやってると
あっという間に時間が経っている。
まあね
それこそEQやディエッサー
その他のプラグインでやればいいんだけれどね
なかなか思った通りにならない。
あっちはこんな設定でここら辺はこんな設定で
とオートメーションを書いていけばいいのだけれど
それも限界ある気がする。
歯擦音が気になるようになったのは
おそらくここ10年くらい。
今ではヒトの曲聴いたり
観てる映画のセリフでも
いちいち気になったりする。
でも
歯擦音を取りすぎちゃうと
なんだか味が抜けたみたいになってしまう。
リヴァーブの美味しい引っ掛かりってサ行だし。
途中でやりすぎに気づいて
元に戻すことも多い。
ま
それも含めて好きな作業です。